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翻訳支援ツールを使うメリットとデメリット

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翻訳支援ツールとは、翻訳作業の効率性と生産性の向上を目的としたツールです。翻訳に関わる人、あるいは関わろうとする人であれば、一度は聞いたことがあるかと思います。代表的な例として、SDL Trados StudiomemoQMemsourceが挙げられます。ここでは、翻訳支援ツールの導入を検討されている方や迷われている方に翻訳支援ツールを使用するメリットとデメリットを紹介致します。

メリット

分量を数値化できる

翻訳する上でまず必要な作業は分量(ワード数・文字数・分節数)の確認です。分量を確認する目的は、見積もりとスケジューリングです。少量のテキストであればOffice Wordなどのカウント機能を活用するだけで事足りる場合が多いです。しかし、分量が多くなると、文中で繰り返し使用される原文や部分一致する原文が存在することがあるので、これらを考慮した分量を計る必要があります。翻訳支援ツールにはこのような解析機能が搭載されており、より正確な分量を計ることができます。また、翻訳メモリーを使用することで過去の翻訳を使い回しできる場合は、その点も考慮した分量を算出することができます。

進捗状態を可視化できる

翻訳支援ツールには、翻訳作業の進捗段階を表すステータスが存在します。具体的には、未翻訳→翻訳中→翻訳済み→チェック中→チェック済み→承認済みといった段階を指します。ステータスは分節(セグメント)と呼ばれる文・フレーズ単位、ファイル単位、ファイル全体を管理するプロジェクト単位で確認することができます。ステータスの仕組みにより進捗率が数値化されるので、タスクを管理しやすくなります。

複数のドキュメントを一元管理できる

翻訳支援ツールには、プロジェクトと呼ばれる概念があります。これは、複数の関連ドギュメントを一つの場所にまとめる仕組みを提供します。翻訳支援ツールを使って翻訳するときは、まずこのプロジェクトを作成します。これによって、翻訳するドギュメントの数が増えても散在させることなくまとめて管理できるようになります。

翻訳メモリー

翻訳メモリーとは、原文と訳文のペア(セグメント)をファイルに効率的に記録して参照するため仕組みです。翻訳メモリーを使用することで、翻訳したセグメントを登録・更新でき、繰り返し現れる原文や部分一致する原文に対して、効率的に訳文を使い回して翻訳することができます。また、翻訳メモリーには各セグメントの登録時間、更新時間、登録者などの情報も含めることができます。これにより、各セグメントに対して、いつ誰が翻訳したものなのかトレースすることも可能になります。

デメリット

値段が高価

翻訳支援ツールの購入を検討された方は誰しも抱いた印象かもしれませんが、翻訳支援ツールは決して安くないお値段です。また、定期的なバージョンアップがあり、別途アップグレード料金が発生する場合があります。しかし、生産性と効率性の向上といったメリット、翻訳者・ベンダーの場合はツール導入によって案件受注の拡大を期待できそうであれば、費用対効果という観点で先行投資と捉えてみてはいかがでしょうか。

学習コストが発生する

ツールは、正しく使用することでその効果を発揮することができます。ツールを正しく使用するには、ツールが持つ概念や基本手順を押さえる必要があります。しかし、翻訳支援ツールの場合、様々な固有概念が存在し、工程ごとに操作手順が異なるので、これらを学習するのに少なからずの時間を要します。ITツールに慣れている人も、ITスキルのある人も、何も知らずに直感的に操作することは難しいと思います。色んな翻訳支援ツールが存在しますが、代表例に挙げた上記のツールであれば、セミナーやウェビナーが行われており、Web上の情報量も比較的豊富なので学習しやすいかと思います。

まとめ

いかがでしょうか。翻訳支援ツールにはそれぞれ無料トライアル版が存在します。まだまだ、手書きやOffice Wordで翻訳されているケースが多いと思いますが、効率化を少しでも期待できそうであれば、是非試されると良いかと思います。

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